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サクラはお留守番

ゆうべ寝ている時飛びこんできた、親せきの人が亡くなったという知らせ。


かみさんは手伝いに行かなきゃと言う。


きょうはお母さんを歯医者に連れていく予定だったのにと、ふたごの妹にTEL。


代わってもらったが、妹も忙しそうで、電話でちょっともめていた。


「はらかーとっと?」


かみさんが相手によく言う言葉。


おれが嫌いな言葉の一つだ。


ああ腹が立ってるよと言おうものなら、何倍にもなって返ってくるだろう。


身の危険を察し、大体は「いや怒ってないよ」と言う。


かみさんは手伝いに行ったが、すぐ返ってきた。


行く家を、準備する家と、仮通夜の行われる家を間違ったと言う。


「いい、サクラはお留守番ね」


サクラに言う。


サクラはギャンギャン鳴いている。


「サクラはお父さんとお留守番ね、ネッ」


おれにはあまりなついてないサクラはなおもギャンギャン吠えるが、あきらめたらしく鳴くのを止めた。


それを見てて、幼い頃、たまに帰ってきた兄が帰るとき、「いくなー、バカ―」とタクシーを追いかけたのを思い出す。